■リアル内藤 in the sky ギリシャ特別編 -アテネの中心で漢を叫ぶバカ1匹-
(2003年9月)




開催迫るオリンピック。
これに便乗しない手はない。
むしろ今を逃すと、次ギリシャでやるのは来世紀になることうけあいだ。



(管)日常・新章
リアル内藤 In The Sky - アテネの中心で漢を叫ぶバカ1匹 -




第1日目 前編 -心理戦-




細かい経緯は一切略だ略!!面倒!!


2003年夏の某日。
とにかく我々は成田空港にいたのである。


まず、我々4人PTの説明をしておこう。


■(管) ジョブ:内藤
説明不要のちょっとアレな人。最初はナイトを目指すものの
財テクに失敗したのと、面倒くさくなったので内藤に転向。
親切・丁寧・適当がウリの管理人。

■隊長 ジョブ:ナイト
正真正銘のナイト。ヴァナ内外で装備・コミュニケーション能力に長ける。PTの隊長。
ベドーに半年間篭り、雑魚亀だけで800万Gを稼ぎあげた無謀s・・・不屈の精神も持つ。

■アンコック ジョブ:元アンコック
天然。
性格的にやや(管)と似ている所があり、ナイトやってたら確実に内藤になっていただろう。
初夏の悲劇により引退。

■Y氏 ジョブ:平民(非FF11プレーヤー)
最後の良心。なんとかなるさ派。





というわけで、成田空港。


我々一行は『ギリシャのエーゲ海で身投げして死にましょう』ツアー
参加していたのである。
(*もちろん仮名ヨ)



ツアー客を見ると、どうやら我々が一番若いらしい。
言うなればジュノにいる20台PTのようだ。


ご存知かもしれないが、日本からギリシャへは直行便が出ていない。
乗り継がなければいけないのだ。


(管)は高所恐怖症である。
なわけで、大の飛行機嫌いである。


PTメンには内緒だったが、ここ数日、飛行機事故の記事を調べては
になり、『着水の時は膝を丸めてればいいんだよ!
もし丸めてなかったりしたら、圧力でキミの胴体は真っ二つだよ!』
ということを調べてはになり、テンションは最低であった。


そういえば横を見るとアンコックの奴も、搭乗ゲートが近づくにつれて
鬱になっている。まさかコイツも・・・・・・


隊長は慣れてるので普通。
Y氏にいたっては楽しそうである。おのれ。


しかし、ここはアンコックとの漢の戦い。
弱みを見せては負けである。



搭乗して急に大人しくなった二人を尻目に
スイスエアー:成田−チューリッヒ(スイス)行き は何の感慨もなく離陸体制。


あぁぁぁぁもうダメだ・・・・・・飛び立ったらマジだめかもしれない。
ホント勘弁してくださいマジでマジでマジでマジで
お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますおねがf:;w:pうぇ


と、心の中はひどく錯乱状態であったが
精神統一をして離陸を待つ。


ブーーーンブーーーンーーーーーーフワッ・・・・・・離陸。


ヤベェェェェェェェェ!!!!!死ぬゥゥゥゥゥ!!!!!
アテネ着く前に心臓発作で死ぬゥウウうううううあああああうううう!!!!



横の高所恐怖症アンコックを見ると
両手がダウジングの棒持ってる人みたいに、宙に浮いてやがる。


アーーーハッハッハッハ!!!アーーーッハッハッハ!!!!
勝った!!!俺は勝った!!!!



と思って自分の両手を見ると





ダウジングの棒持ってる人になってた。

無意識。








引き分け。



(つづく)





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第2話



第1日目 後半 -消耗戦-

(あらすじ)
ギリシャへ向かうことになった我々4人PT。
しかし(管)は高所恐怖症であった・・・・・・。


アテネへの乗り継ぎ地であるチューリッヒへ向かう鉄の棺桶。
航行距離1万キロ。約11時間半のフライトである。


しかし、(管)はある意味心がフライトして逝ってしまったため
ある問題を抱えていた。


寝れん・・・・

さっぱり寝れん・・・・・・


そもそも、こんなケツの落ち着かないところで寝れるわけがない。
横のPTメンを見ると・・・・・・寝てるよチクショウ。
平和そうな寝顔だよコノヤロウ。


高所恐怖症アンコックはトイレへ向かった。
が、高度1万メートルでは大腸が緊張してウ○コも出ないらしい。
可哀想に。



例えばだ、
ここで機長から

『あれ?右のエンジン止まってね?アハーハーハーハ どうしよう。』

みたいな放送が入ったら、発狂は間違いなしである。


のような事を、本を読みながら悶々と考えていたら
突然エルヴァーン♀が・・・・・・もといスイスエアー客室乗務員が

「tea or coffee?」

と聞いてきた。
(管)的に不意打ちだったので、「いらん」と言うところを
動揺して「コーヒー頂戴」と言ってしまう。


・・・・・・。


眠れない時、お休み前の一杯は
ブラック無糖だね。


もう絶対寝れませんよありがとう。





そんなわけで、ただ一人10時間半起き続けた(管)と一行は
チューリッヒへ。




(*スイスの鬱空)


早く着いたらしく
とりあえず5時間待ちだそうだ。

“とりあえず”5時間って凄い。
“とりあえず特盛り”って言うのと同じ感覚だと思う。


- マジで待つ事5時間 -
もうホントやる事がない。
時折通る、北欧のエルヴァーン♀を/stareするぐらいしかない。
しかしこれはこれで悪くない。


日本を出たのが11時。
スイスまで10時間半。
そして待ち時間が5時間なので、身体的には深夜2時を回っている

が、ここからアテネまで3000キロ/3〜4時間のフライトが待っている。
もうヤケクソである。

さすがに次の飛行機はでは寝た。
むしろ、疲労・期待・恐怖てんこ盛りの状態で
意識を失ったと言うべきだろう。

というわけで、どう頑張ってもアテネへは20時間近くかかる。
あの偉大なヤワラちゃ・・・・・・谷選手でも20時間かかるのである。


ワーついたぞー

真夜中だーー何も見えねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!


「ギリシャ人はアバウトです」という事を聞きながら
あぁそれってつまり内藤なわけね、と思いつつ
バスの中で失神に近い眠りに入っていくのだった・・・。

(第2日:アテネにキテネというか早く作れよお前ら に、つづく)





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第2日目 -パルテノン神殿で聖闘士☆矢は可能か-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にアテネに来ちゃった(管)内藤一行。
にしても・・・・・・どこ行くの?


夜3時に寝て、8時に起床。
うぉぉ初日から5時間睡眠か。
根性。

で、初日はどこ行くんだっけ?と確認したら
アテネの市街地を巡り、アクロポリスの丘へ行くらしい。

アクロポリスの丘と言ったら、パルテノン神殿。
パルテノン神殿といったら聖闘士☆矢というのは
数少ないギリシャ知識の中でも最大のものである。

しかし、たちの悪い事に聖闘士☆矢の記憶すら曖昧であるので
先が思いやられるぞ・・・・・・。





*オリンピック開催1年前(2003年)なので、マイペースながらも急ピッチで工事が進んでいる・・・?
結局、一部間に合わなかったわけで・・・




*やたら車が多い。どこでも環八状態である。空気はあまりよろしくない。
オヤヂ達が屈強すぎて、原付がチャリにしか見えないのは気のせいだろうか。


市内は石造りの建物が多い。
さすがに石の文化ですわな。
工事しまくってたけど。


そんなこんなで





*ビカァァァァァァーーー!!



つ、遂に来てしまったぞ!
こ、これは『アレ』をやるしかないのか星矢!!!







*観光客


神殿内部は修復作業で、入ることはおろかアマ触りすることもできない。
触ると笛吹かれて怒られる。
いたるところに監視員のオヤヂが待ち構えているので


『俺のコスモがアアァァぁぁぁぁッッッ!!!!!!』


とShoutしながら神殿に突進すると、オヤヂとストリートファイトに発展すること
うけあい
なので、


結論:
「小声ならOK」



コスモプレイができなくて、傷心な貴方は景色を見れば
落ち着くはずだ。




*内陸側視点




*地中海側視点 奥に見えるのはエーゲ海


ほぼ360度の視界を楽しむ事が出来る。
高層ビルがほとんどないのだ。
景観保護法とかあるのかもしれない。


写真手前の壁はいちおう落下防止用の壁なのだが
非常に低い。油断すると落ちそうだ。
どういう場所から撮ったかというと・・・





*ココ

ヒャッホイすると100メートル以上は落下すること間違いなし。
まぁ落ちたらゲームオーバーなので注意してください。
コンティニューありませんから。えぇ。







*断崖に立つ隊長

アンタは恐怖0とはいえ、そこへ立つのはやめてエェェェェ!!!!
落ちたら0機になるから!!!
ワンナップキノコとかないからァァァァッッ!!!




やや寿命を縮めたところでアテネを離れ、北西へ。






*コンシュ+サルタのような風景が続く
 気候的にあまり高木が育たない






首都に人口が集中しまくってるので
中心から30キロも離れると急に田舎になる。

空気も良く、昼寝でもしたい気分である。


夜。
例のごとくPTメンと共に田舎町に繰り出し、酒購入。

でもさー、全然飲めないんだってば
ねぇ?聞いてる?ほんとに聞いてる?

ん?一缶だけ?
まーそーか、しょうがないなぁもう(´∀`)ノ




昇天。




毎度おなじみ、ビール一缶で昇天。
実にリーズナブル。

薄れる意識の中、『明日ってあそこ行くんだよなぁ・・・・・・』
と一抹の不安を抱きながら、失神。



第3日 -ヒャッホイやるならここでやれ- につづく





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第3日目 -ヒャッホイするならここでやれ-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
高所恐怖症の(管)が見たものとは・・・


アテネから北西へ約150Km。
我々はデルフィという場所にいる。

デルフィといえば、FF8で似たようなキャラがいましたね。
覚えてますか?

そうです、アイツです。
別に全く関係ありませんがね。




で、今回は世界遺産 メテオラの修道院を見学でございます。





山の上にあります。





猫がねころn

住み着いているのです。






野良猫のくせに、栄養状態がいいのか
お肌っゃっゃ してます。




で、ココまで見て何が世界遺産かと。
山の上のフツーの修道院じゃねぇかファッキン、と思った方

それと高所恐怖症の方は目かっぽじってよく見て下さい。



コイツらが寝てる所ってのは実は・・・・・・
















*あwせdr%’$’$$’ftgyふじこlp()Q&'%$%)'

ギヤァァァァァァァァァァァ!!!!!!!


無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!!!!




なにこれ!?ナニコレ!?

高所恐怖症殺しかァァァァ!?



さらに下をソーっと覗くと・・・・・・






むりぽ・・・・・orz


思わず語尾に「ぽ」が付いてしまいます。

これらの撮影場所も、
向こうの断崖絶壁と同様なところから撮ってます。

メテオラには
このような修道院がいくつもあります。

そりゃ世界遺産だわなぁ・・・・・・

ちなみに、一番高いところで下まで500mほどあるそうです。
一世一代のヒャッホイが楽しめます。



こんなのどーやって行くの?
と思いますが、ちゃんと道があって





壁にこのような階段が張り付いています。
これを使って登るんですね。

まぁ下を見ると







こんなんですがね。


『へっぴり腰』ってこういうときに使うんだなぁ・・・・・・(´―`)
と学びました。



まぁ(管)のような、10階以上のビルへ行くと落ち着かなくなる
重度の高所恐怖症でも頑張れば





こういうのや





こういう写真が撮れるわけですよ。

もうね、死ぬかと思いましたよ。
むしろエクトプラズム出てましたよ。えぇ。



凄い所でした・・・・・・
高所恐怖症の方も是非どうぞ・・・
ちょっとしたトゥー・リア気分が味わえます。



なんでこんな所に建てたのか
問い詰めたいです。


第4日 -運動不足- につづく




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第4日目 -運動不足-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
グレートな世界遺産を通り過ぎ、さて今日は・・・



峠の町の朝。
爽やかそのものである。




ちなみに下は崖であることを付け加えておく。
昨日のアレに比べれば、何でも緩やかに見えてくる。


さて、出発








世界遺産 デルフィの遺跡に到着





この遺跡もえらい高い所にありますが、
海からも遠く不便そうだ・・・


ここは神殿の他に、劇場、市場の跡などが残されている。


もちろん



競技場もいくつかそのまま残っている。(保存のため客席には登れない)


競技場・・・・・・
そして我々PTはいちおう若人である。


後は・・・・・・分かるn








バカリンピック 陸上 適当メートル 決勝




さーァ、やってまいりました。
バカリンピック陸上適当メートル決勝。

左側第1コーナーは 神奈川代表
『ウィンダス置き去り、を根に持つ』 元アンコック

右側第2コーナーは 福島代表
『お前らFFの話すんなよ。わかんねぇんだよ!』 非プレイヤーY

であります。

えー双方とも県の威信にかけて
かなり気合が入っています。
若さエネルギー無駄使いといったところです!


実況・解説・撮影の一人三役は
『バカの自動販売機』 (管)内藤でお送り致します!





今スタートしました!





両者いいスタートです!







スタンドの観客(右上の外国人)も爆笑しています!!






勝つのは港ヨコハマを有する神奈川か!
はたまた猪苗代湖を有する福島か!?

メトロポリス東京出身の(管)内藤としましては
別にどっちでもよしといったところです!!







て、お前ら









どこまでいくんだよ。


ついてけねぇよ。




金: 福島 一般人Y
銀: 神奈川 元アンコック

うんこ: メトロポリス東京 (管)内藤



無駄に2回走りました。

一般人Yは元ラガーメンだったこともありピンピンしてましたが、
(管)内藤と元アンコックは翌日、股関節が筋肉痛になり
歩き方がぎこちなくなるという損害を受けました。

バカリンピック閉会ッ!



はーーーー疲れた・・・・・・
まぁ後はアテネまでバスだからいいけども・・・・・・


あとは頼んだ、ヤニス!




*ギリシャ人運転手 ヤニス

BOSS缶にできそうな渋さである。



とある休憩所。

全員バスを降り、適当に休憩。
と、突然ヤニスが運転するバスが空のままどこかへ走り去る。

あら、乗り換えるの??と思い
ツアコンの姉さんに聞いてみると



なんか青い顔してるよ。


え・・・
これ・・・・・・

ヤニスwithバス 
失踪・・・・・?



おいィィィィィィィィィッッ!!!!

ヤニスゥゥゥゥゥーーーカムバァァァーーーック!!!



30分経過。
バスは失踪したまま。





ツアコンの姉ちゃんはもうオロオロしちゃっている



ヒマだし、オロオロしてて哀れだったので

アンコックと2人で
『じゃ俺らコレでアテネまで帰りますから^^』



と、人間大八車を発動



運動会等でお馴染みだな!



そうこうしている内にヤニスがバスと共に帰ってきた。
約1時間失踪。


姉ちゃんがヤニスに何でやねんと聞いたところ




『乾電池買ってた。』




意味わかんねェェェEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!



真相は闇の中。

ギリシャ人て本当に内藤なんじゃ・・・・・・



第4日後半-第5日 -予兆- につづく






リアル内藤 In The Sky - アテネの中心で漢を叫ぶバカ1匹 -




第4後半-第5日目 -予兆-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
ホテルに帰ってきたものの・・・・・・


「おい、ちょっと来てくれ」

アンコックに呼び出され、隊長&アンコックの部屋に向かう。

すると・・・・・・


なんか隊長の周辺が血みどろなんですが。

何があったッッ!?

よく見たら鼻血であった。
かなり豪快に出てたようだ。

・・・まぁ止まった事だし夕飯行きましょ。


テーブルに付くもやはり隊長の様子がおかしい。
飯前なのに、

・・・・・・とっても気持ち悪そうだなぁ・・・(´Д`;)


鼻血には禁じ手がある。
それは、飲む事。

飲んでいるうちに止まるさぁ、という話を聞くが
飲み込むと気分が悪くなる場合があるだけでなく、
胃に血液が入ると血圧が上がるだかなんだかして
余計出血が増えるのだ。

この時、隊長は昼にビールをあおった挙句に
しこたま血を飲んだせいで
Re-Birth3秒前のような表情になっている。

ヤバイ!!今この人に飯を食わせてはいけない!!!!


しかし、出された前菜を能面のような顔で食う隊長。
ま、まだ・・・前菜ならいいか・・・

ところが、爆弾を抱えた隊長の前に・・・・・・




ギリシャ伝統料理 ムサカが入場。

オリーブオイルをふんだんに使い
ジャガイモ、ナス、挽肉を加え
ホワイトソースをのせて焼き上げるといったもので
なかなか旨い。

しかし、
気持ち悪い時に食うモンではない。
見た目よりはアッサリしてるが
それでも脂っこいのだ。


(管):「ねぇ・・・・・・止めといたら・・・?」


隊長:「大丈夫だ。問題ない」


だ、だめだ・・・絶対ダメだ・・・しかし折れるような人ではない・・・(´Д`;)
隊長は、ベドーの雑魚亀だけを倒し続け800万ギルを稼ぎ出した
不屈の精神の持ち主である。

金稼ぐのメンドくなったから内藤になった(管)とは
逆ベクトルの漢なのである。

あぁぁぁぁ・・・何か脂汗流しながら食ってるよ・・・・・・
神様、神様助けて・・・・・・!

この時の我々外野の心境


『前畑がんばれ!前畑がんばれ!』


であった。
ここまできたら、もはや泳ぎ切ってもらうしかなかった。



結局、(管)より多く食べ完食。
アンタ青い顔して俺より食うなよ・・・・・・。



翌日 -第5日目-


アテネの南方へ移動。
高速上の左手にエーゲ海を臨む。




コリントス運河を抜ける。




下まで80mくらいあるが、もう慣れた。


うそです。手汗出まくってました。



コリントスの遺跡群。



街はずれにこのような建造物が残っている。
近所の神社のような感覚である。
初期FFやDQもこのような遺物を参考にしたのだろうか。





地下水道跡



内部からは、いまだ水が流れる音が。
どこまで続いているのだろう。

落盤の危険があるので、入ったら最後、である。
残念。





荒涼とした岩山の麓に。
山の上にあるのは砦だとか。


ミケーネの円形基地



紀元前1600-1300年辺りの遺跡。
とても見晴らしのよいところにあ・・・・・・・・・



ドサッ



隊長の立っていた方向から、落下音が・・・・・・

あぁ、階段はメンドくさいから壁から飛び降りたですか、そうですか。

ところで、
下まで2〜3m位あるように見えるんですがねぇ・・・
2−3階の高さから飛び降りたわけですね?
下は石なのに・・・・・・(´Д`;)

でも無傷なのはさすが隊長。
ナイトだけはありますn・・・・・・


足引きずってません?

(*この数時間後、青紫色に腫れAGIが半減以下に。
帰国後医者に見せたところ
『普通の人間なら折れてたね』
という素敵コメントを頂いたそうです。)


悪い事は続くものだ。

しかし、

しかしまさか


(管)に惨事が起ころうとは
この時誰にも予測できなかった。


第5日後半 -アテネの中心で、声にならない叫びを- につづく





リアル内藤 In The Sky - アテネの中心で漢を叫ぶバカ1匹 -




第5日目後半 -アテネの中心で声にならぬ叫びを-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
夜を迎え・・・・・・



色々あったが、アテネに戻ってきた。
今夜はどうやらタベルナ(ギリシャの居酒屋のこと)へ寄るらしい。

飲み屋街まで繰り出す。
日本で『飲み屋街』というと
駅前の赤提灯にくたびれたオッサン達が集まり、上司をクソ呼ばわり・・・・・・的なイメージがあるが
ここでは石畳の通りにオープンカフェ風の佇まいの飲み屋が何軒も並んでいる。
ブズーキやら民族楽器やらを持ち出して
収穫祭でもあるのか?と思ってしまうほど賑やかで温かみがある。


我々が入った店は、ステージが前にあり
一階席と二階席を合わせると200-300人くらいは収容できるんじゃないか
という所であった。
既に多くの外国人旅行者が中にいる。





このような位置で座る。
8割方外国人のようだ。2階にはイタリア辺りから来た修学旅行の連中であろうか?
オッサンオバちゃんからやたら若いのまで見受けられる。


・・・・・・いやな予感がする。


ステージがあるわけだ。

こういうショウ形式は

『観客参加型』

の時間が、必ずあるに違いない。


アンコックと(管)が座った席は通路端であって
通行しやすい。

ということは

当たる可能性が非常に高いわけだ。


おもむろにアンコックと目を合わせる。



と り あ え ず 
 だ !!


何かから現実逃避するように飲む二人。
願わくば何も起こりませんように・・・・・・


ショウは進行していく。

と・・・ここで、ステージの進行役のオバちゃんが
『上を向いて歩こう』(スキヤキ)を歌いだす。

しまった!!『各国の歌を一緒に歌おう』かァッッ!!!

うおおおぉぉぉぉ
マイクを持ちながら、客席に降りて来たアァァッァァァァ!!!


日本人のオッサンがつかまって歌わされている。
恥ずかしそうに歌ってる。そりゃ客が200-300人いるから当然だな!
コレじゃ生贄だ!

でもって

この通路の最後にいるのは(管)なんですが・・・・・・ヽ(;´д`)ノ
マジお願いマジお願いだから来ないで来ないでエェェェェェェ!!!

お前そう簡単にマイクを渡してるけどな、



俺は・・・





限度を超えた音痴なんだ。


音程って何?ってレベルなんだ。


そんな大袈裟な、と思われる方もいるかもしれない。

しかし(管)は

『明日起きたら、日本国内のカラオケBOXが
全て消滅していればいいのにね☆』

という、日本国民の7割を敵に回す危険思想を持つくらい
自他共に認めるカラオケ嫌いである。


そんな(管)に無慈悲にもマイクを渡そうというのか!!
カラオケならたいした人数じゃないが、200人以上いるんだぞここは!!


あぁぁぁもうだめだ・・・・・・オバちゃんが来た。
っていうか目が合った。



絶 対 不 可 避 



・・・・・・(管)よ・・・
お前は先のオッサンのように曖昧に済ませるつもりか?

銀魂 -ぎんたま- 作者の空知英秋先生も言っている

『カラオケで照れながらガッチャマンを歌うに近い
半端な羞恥心ほど
見苦しいものはない』


・・・・・・。

そうか

そうだった。今俺は目が覚めた。

失うものなど何も無い。
音程を見失う事はあっても)

この

この
内藤

全てをブチ込んでやるぜぇぇぇぇぇぇEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!





座ってていいのに、椅子をブッ倒して立ち上がる。


本当に上を向いてシャウトで。





*イメージ


ひでぇ!!!

ベロンベロンになって上を向いてシャウトしているので


もはや歌というレベルではないッッッ!!!

何だコレは!!!




しかし、沸き起こる
物凄い歓声。


いったいなんだ!?それほどまでヒドイのか!!
そんな事などどうでもいいッッ


今この一瞬に全てを賭ける!!!!!!








(*マジで立ってます)



・・・・・・・・・・・・・。


終わった。
これで
末代までの恥は決定だ。
しかし、不思議と清々しい。


見れば周りは大歓声であり、
2階席はスタンディングオベーション。

日本人全員爆笑は当然のこと



外国人のオバちゃんは死ぬほど笑ってるし



オヤヂもビックリ。


興奮したツアコン姉ちゃんが2階から降りてきて

『凄い!!スゴイわよ!!!!こんな事初めてよ!!!!』

的な事を、フラフラの(管)をブッ叩きながら言っている。
そこまで音痴だったのかチクショウ!!!!!

それと、ばんばんブッ叩いてますけど、
アノー・・・いちおう客なんですが・・・・・・


もういいッ!お前らにこの美声はワカランのだ!



しかし、真の不幸はこれからであった・・・・・・


-第5日後半2- 『なかったことにしてください』
につづく。


(*Y氏が余計なことに動画を撮っていたので、そこから引っ張ってきました。
歓声も物凄いものがありましたが、歌はもっと凄いモノでした。
将来、恐喝とかに使わないで下さい)




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第5日目後半2 -『なかったことにしてください』-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
タベルナ(居酒屋)での死闘。


普段より飲んでいる上に、力の限りshoutしたからもうフラフラだ!

隣のオバちゃんが爆笑しながら酒を勧めてくる。
くそー当たらなかったからいい気なもんだぜ!!


そうこうしている内に次のフェーズへ。

進行役のあの目は・・・

また生贄を探している!!

とっさに目を伏せる。

しかし目の前のアンコックは既にドロンドロンになっていたので
そんな細やかな神経は働かない。


あ、お前を指差してるね(´∀`)ノ


しかたなく前に出るアンコック。
音楽に合わせてレッツ・ダンス!





お前・・・それは・・・・・・

日本では



タコ踊りと言う。



でも
何か嬉しそうだ!



まったくよく分からない奴だ。
すっかり軟体動物になってしまった。


これでもう(管)が当たる事は無いだろう・・・。
安心してメシが食えるって・・・もう飯が下げられてるよ。


ショウも終盤。
と、ここで進行役が客席を回りだし
生贄たちを起立させ手を繋がせて
電車ごっこみたいに人の輪を繋げていく。


細々と生きているつもりだった(管)は
アレほど目立ったので、もちろん細々なワケはなく
再度生贄に。

くそーあの目は・・・・・・

最初っから狙ってたな・・・・・・orz


観念して、国籍様々な老若男女何十人かとステージに連行され座らせられる。
今度はいったい何を・・・



ん?
若・老の組合せで・・・男女1組を向こうが勝手に選び・・・
軽くダンスして・・・・・・
女性が男性の額にキスをするのね。なるほど。
・・・・・・。
いやな予感が・・・・。

若い姉ちゃんが爺さんと組まされた。
おのれ、羨ましい。


どうせこの人数だ。
全員は当たるまい。


それでは隅っこの方に隠れt・・・・・・


あぁ俺の番かよ!!分かったよ!!!!
選んだお前呪うぞコノヤロウ!!!!!!!



願わくば若い娘を・・・・・・いや老・若の組合せだ。
(管)は若に属するから・・・それは望めまい・・・

せめて全盛期のメグ・ライアンが前に・・・・・・



(管)に立ちはだかる女性。

それは・・・何というか・・・


みのもんたならば
『素敵なお嬢さん』

と表現しただろうが


残念ながら(管)の力では
オーキッシュビーストライダーに似てらっしゃる・・・』
が限界であった。



全てを諦めた。
幸せなんてそう簡単に掴めるわけはない。
オークはオーク。
決してミスラではないのである。


あ、あの・・・
そ、その・・・・・・・
軽くでいいですから!軽くで!!!!

おとなしく受けますから!!!!
もう逃げませんから!!!



そのオバちゃんは小さい。
(管)は地球でも首長なので、やや身長が高い。

ジャンプしようがしまいが届かない
身長差がある。


天は(管)をお見捨てなさらなかった・・・・・・!
これは手とかで勘弁してくれるに違いない。
それでも不本意だが・・・・・・!


さぁ姫!!
今こそ我が手の甲に・・・・・・


って・・・?
踊り子の2人の若い兄ちゃんがオバちゃん持ち上げ・・・?

(管)はその場に固定され・・・・・・?


オバちゃんがそのまま
タックルしてk・・・・・・・・・・・




やさしくって言ったじゃん!!!!!!!!!
言ってないけど!!言ってないけど!!!!!!!
そんな
アグレッシブにワイルドに来られても心の準備が
心の準備が!!

それは日本では
フライングボディーアタックってい




うああああぁっぁぁっぁぁぁあああああぁぁっぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!





*タックル1秒前









グチャッ





























・・・・・・残念ながら
記憶は無くなりませんでした。
無くなって欲しかったです。



今でも額の紋章が疼きます。



忘れられない・・・

いろいろな意味で忘れられない・・・・・・

そんな素敵な夜になりました。




ちなみにさっきの写真の右下。





笑い過ぎ。



第6日目:最終回 -エーゲ海そして伝説へ・・・・・・-
につづく。








リアル内藤 In The Sky - アテネの中心で漢を叫ぶバカ1匹 -




第6日目:最終回 -エーゲ海:そして伝説へ・・・-

(あらすじ)
2003年夏。
本当にギリシャに来ちゃった(管)内藤一行。
タベルナでの悲劇を乗り越え、実質の最終日を迎えた・・・。


あ”−−−−クラクラするぜぃ・・・・・・
やっぱ飲みすぎたか・・・・・・

しかし記憶はあるんだなぁこれが・・・orz


バスに乗ると、『おー昨日の英雄が!』とかオッサン・オバちゃんに言われる。
・・・いいよもう勇者ですよ、そりゃドラゴンの紋章も額に頂きましたよ!


今日はエーゲ海を船で一日回る。
このブロークンハートも美しい海を見たら癒されるはずサ・・・・・・






海はいつも俺のfragileなハートをニュートラルに戻してくれる・・・・・・

・・・・・・・。
・・・あと何か気の利いた単語無い?
・・・無いか。

やっぱ鼻毛抜きながらじゃ、続きが思いつかねェな!


まぁとにかく近所の島に寄ったんですよ。





第一島猫発見!!

ってまたアンタ達ですか・・・。
ん?お前通路塞ぐな邪魔だって?

ゴメンヨ。

(島々にも猫が住み着いています。犬はあまり見ないなぁ)





赤い屋根に白塗りの家がある。
まさにイメージ通りというところか。




ちょっと一ヶ月くらい住んでみたくなるような・・・
海水もとても澄んでいて、小エビが泳いでいるのが見えました。





ネムイー 

ウマ(ロバ?)の人


気持ちは分かるけどねぇ・・・






ちょっと変わった感じの海岸。
実に穏やかだ・・・・・・


おお!誰か着替えてるぞ!!こんなところd・・・・・・オバちゃんかよ・・・orz



ここら辺はピスタチオが名産なので食ったさ。
でもアイスに混ぜるのはどうかと思うぞ。

アイスにマメ・・・まぁそんなに悪くはなかった。


遠くの方で外国人の兄ちゃんが、満面の笑みを浮かべて
『グッジョブ』をこっちに向けてたので、
『グッジョブ返し』をしたところますます笑顔でグッジョブしてきた。

今にして思えばアレは別の意味があったのかもしれない。
もしああいう意味でああいいうことになってたらどうしよう。
今頃エーゲ海に身投げしてたかもしれない。






そして日は暮れ・・・


本当はもっと色んな島を巡ってみたかったが、一日なのでしょうがない。
これだけでも行く価値はあるだろう。
最終日が一番マッタリした。

しばらくぶりに訪れたマウラ・・・みたいな感覚だろうか。




アテネの最後の夜は静かに更けていk





*駐車場でフュージョンする(管)とアンコック


酒が入るとお前らは
やはりダメだ


ドラゴンボール世代の悲しい性であった。



ホテルに帰る。

すると明日の起床時間は
朝3時だという。

って寝てないじゃんそれ!寝てないじゃん!!!

しかし、やはり帰りも15時間以上かかるので仕方ないのである。


朝6時。
飛行機が飛び立つ。離れていくアテネ。
色々な事があったなぁ・・・・・・

勿論そんな余裕があるはずも無く、(管)は手汗でびっしょりであった。


アテネ発 - チューリッヒ行き  (管)無睡眠


乗り継ぎはやはり三時間。
途中農協の団体と一緒になり、リンゴ丸ごと一個もらう。

これ持って帰れないしなぁ・・・・・・ならば・・・

オサーレな空港でリンゴ丸かじり。

はたから見ても変な光景である。


リンゴには血が付かなかった。
やった!歯ぐき健康だよ俺!!!



最後の飛行機だ。
さすがに今度は寝よう。

チューリッヒ - 成田 11時間





(管)無睡眠。




結局、飛行機の中で寝た時間はほぼ0でした。
やっぱ徹夜するなら飛行機の中だね。




お陰さまで死にそうになりながら到着。


ツアコン姉ちゃんともお別れの時が来た。
いやぁヤニスとかに振り回されて大変だったなぁこの人も。


(管):「どーもお世話になりました(´―`)」


ツアコン:
「またあのタベルナ行ったら、絶対あなたの事思い出すわ。
あれはもう伝説ねw」






忘れて下さい・・・orz




リアル内藤 In The Sky アテネの中心で・・・
最終回 -エーゲ海そして伝説へ・・・・・・-



- 完 -




●後日談

忘れてた話とか 写真を載せてみるぜ!!!

・服が破れた話
初日のアテネの空港にたどりついたとき、日本時間では深夜の26時くらいだった。
手荷物を待ってウトウトしていたら、「お前の荷物が来たぞ!!」と声が。
ヤバイ!!また1周してしまう!!!とダッシュで取りに行こうとしたら、 置いてあった消火器に服が引っかかり、
勢いでクルっと反回転し、柱に激突。アンコックに見られた上に、その勢いで、1週間前に買った服が破れてました・・・。



ホテルから撮ったアクロポリスの夜景。ライトアップされてて素敵んぐ。
裏で黒人同士が喧嘩してたらしいが、寝てた。


島にて。



足を負傷した隊長が「俺は歩けんから・・・俺だけはバスツアーに申し込んだ・・・!!」と、ギリシャの島で別行動した時に
撮ってきたもの。島にもこんなに立派な遺跡が。

ちなみに帰国後に病院行ったら「ヒビが入ってた」そうです('-')
あと隊長は酔っぱらったアンコックを介抱中に財布も盗まれてました(´-`;;;;)


時期:2003年9月末(ほとんど晴れてた。気温は30度以上だが湿度が低いので過ごしやすい。)
費用とか:6泊8日 18万程度(シーズン終わりくらい)