FINAL FANTASY XIV サービス開始までの道のり

FINAL FANTASY XIVのサービス開始までの道のり。


2004/09/--

FF11チームが次世代ゲーム機や高性能PCを対象とした、次世代MMOの研究開発 プロジェクトを
スタート。FF11拡張ディスク「プロマシアの呪縛」が発売されたのもこの頃である。
参考:[Game Watch]

2005/05/16
(海外)

米国で行われたMicrosoft E3 2005 Briefing にてFINAL FANTASY XIをXBOX360向けにサービス
提供することを発表。
同時に「我々が信じるビデオゲームの未来」としてXBOX360によるリアルタイム
レンダリング の短編映像を放映した。衣装や世界観がFF11に類似していたことから
「FF11-2か?」「次期MMO開発中 なのでは?」とささやかれた。

*社内では既にナンバリングタイトル(FF14)として製作することを決定していた模様。

[Youtube] [ニコニコ] : 動画
※BGMはFF10のもの。
参考:[公式] [GAMEWatch]
2005/05/17
(海外)

前日のカンファレンスに対してのQ&Aにて、放映された映像は「FF11ではなく研究開発のため
のもの」であることを明らかにした。
参考:[GAMEWatch]

2005/06/03
前出の映像の製作がFF11開発チームであることが明らかになった。
参考:[GAMEWatch]
2005/06/08
FF11開発チームが次世代MMOの開発も行っていることが明らかになった。
参考:[週刊ファミ通] [GameSpot]
2005/08/27
「ファミ通 PRESENTS ファイナルファンタジーXI サマーカーニバル2005」 内で前出の映像が
日本初公開された。
参考:[ファミ通] [映像収録誌]
2006/03/12
(海外)
米国で行われたファンフェスティバル2006にて、次世代MMOがVistaをメインに次世代機で
開発中とのことを明らかにした。
参考:[公式ブログ]
2006/04/19

田中FF11プロデューサーが「次世代MMOはWindows Vista、PS3に向けて製作中であり、
アジア展開も含めワールドワイドに考えていきたい」と語った。FF11との棲み分けについては
明言を避けた。
参考:[GAMEWatch]

2007/02/07
(海外)

田中FF11プロデューサーがFF3DSのインタビューにて「次世代MMOは360とVista、可能であれば
PS3でも製作する」と発言した。
参考:[VideoGamer.com]

2007/04/05
開発環境の遅れで次世代MMOの開発も遅れているということが語られた。
参考:[GAMEWatch]
2008/02/22
(海外)
米国で行われたGDCにて共通開発基盤「Crystal Tools」を用いて次世代MMOが開発されている
ことが明かされた。同時に開発コードネームが「Rapture」であることが判明した。

2008/12/16
(海外)

米紙「Electronic Gaming Monthly January 2009」にて次世代MMOが2009年6月の米国E3で
公開されるという記事が掲載された。

2009/02/12

スクウェア・エニックスホールディングス 2008年度第3四半期決算説明会が行われた。
オンラインゲーム事業の説明の中で「FF11に代わる大型タイトルの開発」を明示した。
参考:[2008年度第3四半期決算説明会資料]
2009/05/28
海外ゲームサイトで次世代MMOが「PS3とPC」対応で発表されるのでは?という情報が流れた。
2009/06/02
(海外)
米国E3のSCEカンファレンスにて「次世代MMO」が「FINAL FANTASY XIV」として正式発表された。
プラットフォームはPLAYSTATION3とWindowsであり、2010年に世界4ヶ国語同時サービス開始
予定であることも公表された。開発スタッフはプロデューサーとして田中弘道、ディレクターに
河本信昭、アートディレクターに吉田明彦、音楽に植松伸夫を起用、と発表した。
XBOX360への提供については明言を避けた。
[Youtube] : 動画
ファミ通 GAMEWatch(1) GAMEWatch(2)
2009/08/07
ファミ通および公式サイトにて、世界設定、主要5種族、街のイメージイラスト、アーマリーシステム
ギルドリーヴ、エーテライト などが公開された。
ファミ通 4Gamer

2009/08/19
(海外)

ドイツのケルンで行われたGamescomにて、ギルドリーヴに特化したプレイアブルな
「デベロップ版(PC版)」を公開。戦闘システムも一部明らかになった。
同時に、β版は「2010年よりも早く開始されるかもしれない」と言及した。

ファミ通.(動画): 【前編】 / 【第2弾】 / 田中Pの解説【前編】 / 【後編】
GameWatch

 

2009/08/21
(海外)
Gamescomの田中プロデューサーインタビューにて、XBOX360でのリリースについて
マイクロソフトと協議中であることが明らかにされた。
また田中プロデューサー自身はFF11のように開発に直接的にかかわるのではなく、
マネージメントを中心に参画していることが語られた。
参考:[4gamer]
2009/09/08
FF13の発売日が2009年12月17日に決定した。
2009/09/24
東京ゲームショウ2009開幕。FF14は映像出展のみ。
インタビュー内でFF14はDirectX9対応で作られており、将来的にはDirectX10も視野に入れて
検討するとのこと。βテストは初期はWindows版のみになると語られた。
参考:[Game Watch]
2009/11/06
FF13の初回特典としてFF14のキャンペーンコードが封入されることが公表された。
2010/12/14
(海外)
シカゴで行われたFFコンサート「Distant Worlds: music from FINAL FANTASY」コンサートにて
FF14の楽曲が世界で初めて演奏される。
参考:[Youtube]
2009/12/17
FF13発売。同時にFF14のβテスターの募集が開始された。当初はWindows版のみで、PS3版はWindows版の後になるとの発表。
2010/02/28
日本青年館で行われた「ヴァナ★フェス 2010」にて、FF14のオープニングムービーが世界初公開。
また、会場の参加者全員がβテスター当選者であることが公表され、αテストから参加できること
が明かされた。
参考:[ファミ通] [elemen]
2010/03/11
βテスターサイトがオープン。フォーラムの機能をメインにプロデューサー・ディレクターメッセージ
簡易操作方法などが掲載された。

参考:[公式]

2010/03/31
YoutubeにFF14公式チャンネルが設置された。メイキングやCMなど様々な動画が順次公開されて
いった。
参考:[Youtube]
2010/04/08
α1テスト(Windows版)開始。α1テストからβ1テストまでは週3回(日本では火曜・木曜・土曜)
19:00〜23:00を運営時間として設定。当初サーバーは「Shadowlord」の1つのみ。開始国は
リムサ・ロミンサであり、ラノシアの一部地域まで歩いていくことができた。。
選択できたキャラクターはヒューランのミッドランダー(男)、エレゼンのフォレスター(女)、
ララフェルのプレーンフォーク(男、女)、ルガディンのゼーヴォルフ(男)の5種類でキャラクター
クリエイションはまだ実装されていなかった。レベルは20制限。
最終的に同時接続を数十万規模まで耐えられるようにテストを行う旨が語られた。
また、β2前後からPS3でのβテストを開始する予定が明かされた。

参考:[Game Watch] [ファミ通] [Youtube] [Youtube]

2010/05/07
αテスト開始1か月後のインタビューにて、予想を上回る同時接続数のため、α版の挙動が
不安定になっていることを認める。また、開発状況は65%であり、PS3版も同時サービスインを
目指して開発中であることが語られる。
ウルダハやグリタニアに関しては製品版まで公開されない予定と発言。
(実際にはオープンβで公開された。)
参考:[ファミ通]
2010/05/18
スクウェア・エニックス2010年3月期の決算資料にて、FF14を当年度(2011年3月期)に投入する
ことが明言された。
参考:[公式]
2010/06/03
第9回テストより新たに Garlandサーバを追加して、複数サーバによる(実質的な)α2テストが
スタートした。
2010/06/08・10
第10回テストより Emperor、Golbez続いてExdeath、 Kefka、 Sephiroth、 Ultimecia、 Jecht、
Gabranthサーバが追加された。これによりα2テストは10サーバで運営されることとなった。
2010/06/15
(海外)
米国で行われたE3にてβバージョンの公開と試遊を実施。同時にWindows版ベンチマークが公開
された。グラフィック、バトルシステム、インターフェースがαより大幅な変更が入った。
参考出展としてnVidiaの3D VISIONに対応した3D版も公開されたが、PS3版の制作は難航して
いる旨が語られた。また、日・米・欧共通のサーバで同時サービスインすることが明かされた。
参考:[ファミ通] [Youtube] [Game Watch]
2010/06/18
第11回テストをもって、約2ヶ月のαテストが終了した。最終日には各サーバーでラノシア
名所めぐりや強敵討伐(ペイストなど)などのユーザイベントが行われたようだ。
αテストからの引き継ぎはなく、キャラクターデータもすべて削除となった。
(写真はShadowlordサーバで行われたペイスト討伐と、酒場での最後の様子)

2010/06/21
(海外)

対応が噂されていたXBOX360版については依然、マイクロソフトと協議中であることが語られた。
参考:[海外サイト]

2010/07/01
FF14の発売日がWindows版は9月22日(通常版は30日)、PS3版は2011年3月に決定した。
PS3版については同時発売を目標としていたが、開発が難航したため実質的に延期となった。
(同時にPS3のβ版についても、β2から開始となっていたが時期未定となった。)
2010/07/06
(海外)
フランスのパリで開催されたJapan Expo 2010において、βテストが4フェーズにて実施される
ことが明らかになった。
2010/07/10
β1テスト(Windows版)開始。運営時間と開始国、エリアはαと変わらないものの、新たに
ヒューラン男(ハイランダー)/ヒューラン女(ミッドランダー)/エレゼン男/ミコッテ が選択可能
となり、キャラクターメイキングも実装された。また、前述の通りグラフィック・システム周りも
大幅に変更が加えられた。商業区が加わり、リテイナーシステムを体験できるようになった。
レベル制限は30。画面設定などのコンフィグも追加された。

 
参考:[4gamer] [ファミ通] [Youtube] 
2010/07/12
ドイツメディアのインタビューにて、マイクロソフトとの条件が折り合わないため、
XBOX360版の開発は停止状態にあると伝えられた。
(設備投資やロイヤリティーなどの要因と考えられる)
2010/07/14
βテスターを増員し、テスト時間も毎日10時間程度に拡大して運営が再開された。
2010/07/20
「Distant World music from FINAL FANTASY Returning home」日本公演が2010年11月に
開催されることが発表された。この中で日本では初めてとなるFF14の楽曲が演奏されることも
公表された。
2010/07/29

βテストがβ2に移行して、24時間体制で運営されるようになった。

2010/08/05
β2テストが終了。キャラクターデータが一旦すべて削除された。
2010/08/11

β3テスト開始。ギャラザー(漁師)、クラフター(甲冑師/彫金師/錬金術師/調理師)の
クラスが追加され、全18種類のクラスが出そろった。また、リンクシェルが追加された。

2010/08/16
クローズドβテストへのテスター応募が終了。
2010/08/18
FF11契約者に対しての特典が発表。(キャラ名引継ぎ、利用料金割引、エルメスの靴(アイテム)プレゼント)
参考:[Game Watch]
2010/08/24
Shadowlordサーバにて初めての負荷テストを実施。特にイベントはなく、サーバに
キャラクターを作るだけの内容。(以降は負荷テストは実施されていない)
2010/08/25
メディア等で取り上げられていた成長制限(通称 疲労度)について、ディレクターが説明不足を
謝罪し、 制限をあまり厳しいものにしない旨のコメントが公開される。
参考:[Game Watch]
2010/08/26
β3テストが終了。キャラクターデータが一旦すべて削除された。
2010/09/01
オープンβテスト開始予定日だったが、致命的な不具合のため延期になる。
2010/09/02
オープンβテストを改めて開始。アクセス集中で一時レジストレーションコード取得が困難に
なるが、翌日にはおおむね解消された。
ウルダハ、 グリダニアの街が追加され、エリアもイシュガルドの手前(クルザス)までが
実装された。サーバー名も一新し、 Cornelia、 Kashuan、 Gysahl、 Mysidia、 Istory、 Figaro
Wutai、 Trabia、 Lindblum、 Besaidの10サーバ体制で運営を開始した。
参考:[4gamer] [ファミ通] [Youtube] 

2010/09/03
新たに Selbina、 Rabanastre、 Bodhum、 Melmond、 Palameciaサーバが追加。15サーバ体制。
2010/09/05
新たに Saroniaサーバが追加。
2010/09/06
新たに Fabulサーバーが追加。最終的にオープンβは17サーバ体制になった。
2010/09/14
FF14発売記念イベント「Eorzea Prelive」が東京 恵比寿のガーデン・ホールで開催。
かねてから問題視されていたレスポンスの向上を約束し、今後の見通しについて語られた。
また、 CMとオープニングムービーも一般公開された。
参考:[elemen] [Game Watch] [公式]
2010/09/15
製品版特典アイテムのお試しイベントがイベント専用サーバ「Karnak」「Narshe」で実施された。
イベント用サーバに作成したキャラクターは自動的に特典アイテムを所持している
状態になっており、その効果を体感してもらうというイベント。
しかし、いつの間にか「いい男」たちが裸でオニオンヘルムを装着するという、ユーザー独自解釈のイベントにすり替わっており、一部では「(新生)オニオンマラソン」とも呼ばれた。
その「濃さ」に引き寄せられたのか、田中プロデューサーも実際に参加したとのコメントを出した。
2010/09/16
東京ゲームショウ2010開幕。FF14は映像出展のみで、関連グッズを先行販売。
参考:[elemen]
2010/09/16
FF14を中国市場に投入することが発表される。中国国内の運営は中国企業に委託。
サーバも日・米・欧とは別のサーバになることが発表された。
参考:[公式]
2010/09/18
中国市場への投入直後発表から話題となっていた、FF14内の名称について、表記のわかり
にくさを開発者が謝罪。プロデューサー、ディレクター以外がbyネームでコメントを出すことは異例。
2010/09/19
日本ゲーム大賞2010にてFF14が「フューチャー賞」を受賞。
参考:[日経]
2010/09/20

オープンβテストが日本時間 9時(米国東部 20時、英国1時)に終了。時間帯など様々な要因に
より、αテストの最終日と比較するとログイン数やシャウトも少なく、約半年にわたる一連の
α・β テストはひっそりと幕を閉じた。


2010/09/21(予定)

日本時間16時にβテスターサイトをクローズ。これによりFF14は9月22日の正式サービス
開始への道を歩みだす

 
ここから先の話はここでは語られない。
FF14がどのような歴史を残すかは、あなたの目で確かめてほしい。






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