★8/18 開催日当日編を更新しました。

FFXIの最新情報を知らせる「もぎたてヴァナ・ディール」の21周年記念放送で

突如発表された「FFXI ヴァナ・ディールの秘蔵展」

「いままでに見たことがないような開発資料が初公開!」
との触れ込みであった。

多くの設定資料は、既に絶版になっている「公式設定資料集」や「OFFICIAL MEMORIAL BOOK」に掲載されており公式アーカイブサイト「We are Vana'dielのギャラリー」でも見ることができる。

「秘蔵展」というが、これ以上公開できるようなものなんてあるのだろうか・・・?
そんな疑問を抱いていると、「プレオープンに行きませんか」とお誘いがあり、伺ってみることに。

8月17日、灼熱の東京。

銀座近くの一等地にある有楽町マルイの8Fイベントスペースに、"それ"は構えていた。

「FFXI ヴァナ・ディールの秘蔵展」

リアルイベントは実に「Vana'diel Cafe from FINAL FANTASY XI」から2年7か月ぶり、
そして、展示会としては「ヴァナ・ディールの秘蔵展」が初の試み。

この日を長らく待っていた・・・!!

入り口には天野喜考氏の「WORLD MAP」がお出迎え。
もう記念撮影ときたらココしかないでしょという、くそデカボリュームです。

側にはでっかいフラワースタンドが!
FF11ではCGアートワークデザイナーとしてクレジットされ、数々のイメージイラストを手がけられてきた直良有祐氏と、隣りはガンホーの代表取締役社長から!

その横の巨大なフラスタは、初代プロデューサー田中さん!
フラスタというより、もはや極楽浄土のような絢爛さです。

会場マップでいうとまだ入口部分。

親の顔より見たこのデザインの「諸注意」を通ると、いよいよそこはメイン会場。
さあ後先考えずにログインするんだ・・・!!

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ここからは、多くの場所が撮影禁止、かつネタバレを防ぐため、
写真は撮影可能部分のほんの一部のみを掲載しています。
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入った瞬間に感じたこと。

「・・・これは・・・入口から動かないだろうな・・・・・・・」

動かない、動きたくない・・・・・・

正直、会場を貸切って、じっくり舐めるように見たい・・・そんなものが飾られている・・・

長い間、さまざまな刊行物やイベント、配信等を見てきていますが、
外向きの設定資料として、ある意味でおめかしされているようなものではなく、
まさに「開発中の資料」。

"生"の剥き出しのドキュメント、隅から隅まで舐めまわしてそこに書かれた文言一つ一つを語り部(?)に問い詰めたくなるようなものが 入口から貼られているわけです。

ここの見たことないワールドマップの存在しない地名に入れられたコメントは何だろう、この路線図??は、こんな内容が企画で出ていたのかとか、考え出すとキリがないです。あそこに貼られているイラストとの関連は??ダメだ!!情報が多すぎる!!

入口でもうダウンですよ。
ご当地名物のA5ランクの肉を出されて喜んで食ったら、脂にやられてダウンですよ(?)

メインディッシュの開発資料に添えるようにして、会場マップに記載されていない、懐かしい物品たちがあります。 それらの一部は今回の仕掛人(後述)の私物であったりします。その私物が超ド級にマニアックな代物で識者からすると、その変態度合いがわかると思います。誉め言葉です。

この仕掛人は変態です。良い意味で変態です。(3回言った)
まだこの時代、この野に変態が隠れていたかと思うと、本当に喜ばしく、FF11コラボを持ってきたグラブルの木村さんと共に有形天然記念物として保護する必要がある人です。

なぜここまで気持ち悪く語っているかというと、

「全く見たことが無いものや、ネットでしか見たことが無いものがシレっと置いてある」

という、予想以上に未体験ゾーンだったからです。

さすがに1枚も中の写真が無いというのもアレなので、撮影可能な部分から少し雰囲気を。

そうそう、写真撮るときは撮影可能なものについては、右下にこんな感じで「撮影OK」のマークが付いているので、よく確認してみましょう。基本的に造形物はOKで、開発資料はNGになってます。造形物を取るときに少し映りこんじゃうことはあると思いますが(配置的に)、近接して撮るようなことはしないようにしましょう!

これまた懐かしいコスパ製のミスラ種族装備ですね。よくゲームショウなどのイベントでコンパニオンさんが着ていました。

その背景のカラフルな部分は、極限までネタバレに配慮してボカしてますが、
各国の見たことないイメージイラスト、デザイン案、マップ案などです。一部分を撮っただけでもこれだけあります。

仕掛人曰く、開発資料はこれの100倍はあったが、やむなく絞ったとのこと。
まさに秘蔵展・・・。

もう1枚

超ちっちゃくしていますが、「2000年初頭の開発環境の再現」コーナーです。

特に肝となる部分、レジェンド開発機「DLT-T10000」の実機が飾っています。これはPS2の開発機で、いまもFF11の追加開発する際に必要な機材です。ある意味でFF11の心臓部と言えます。(急所ともいえる。。。)中身はPCと似ていますが、普通のPCと異なるのは、PS2が搭載しているEmotion Engine(CPU)とGraphics Synthesizer(GPU)が搭載されています。当時の価格で200万円だったそうです。

DLT-T10000をネットワークに繋げ、Linux PCから(開発環境によってはWindowsも)操作していたようですね。

※参考文献「過去の難案件 PS2のカーネル開発」

一般人が実機を目にする機会はまず無いもので、アビスの遺物です。形はPS2と似ていますが、とにかくデカいです。

AV系のレジェンド遺物も置いてありますが、それは様々な方の感想に委ねるとして、マイケルサイト的閲覧ポイントしては、ぜひ仕掛人のコレクターズアイテムも観てください。

まず「コールドキャスト チョコボ&エルヴァーン」(フィギュアです)。2003年に限定販売されたものですが、仕掛人は3つ持っており(変態)、うち1つはこの会場のために未開封だったものを開封したとか。

また、ゴールドのオルゴールも見逃せません。これはWindow版の初回限定特典であり、通常はシルバーなのですが、レアでゴールドが封入されており、仕掛人曰く「100個に1つ」なのだとか。

また初期のDELL製のPC版にバンドルされていた専用のFF11パッケージ、ホビージャパンが唯一FF11関連で出した(やけにキリっとした)2003年頃のタルタルストラップ、開発ですらリリースされていたことを知らなかったという、2002年セブンイレブン限定のフリトレーなど、どこを見ても見どころしかありません。

詳しくはマイケルサイトのFF11秘宝館を参照してください。

この他にも、ヴァナカフェでも出てなかった立体物(よく残っていたな・・・)も複数あり、これってCGじゃなかったんだ・・・・・・と驚きが。「造形物展示」とかシレっと書いてますが、これも実物見たことないですからね。やられました。

会場内にマップに乗ってない仕掛もいくつかあります。マップの黒いシミもきっとわかるでしょう。 また皆川史生さんによる隠れ〇ッキー的なサムシングを是非探してみてください。

もうこの時点でA5ランクの肉を中年が食うともうダメなように、胃がもたれています。

後半も充実しています。特に「この装備の設定画とか公開されてたっけ・・・?(一例を挙げるとミュモル関連の装備とか)」とか「あのキャラクターの・・・」など目白押し。特に近年に実装されているものなども公開されています。
困ったことになりました。時間が足りません。

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息も絶え絶えに物販まで辿り着いても、まだ終わりません。
これだけグッズがあったにも関わらず、非公開の新商品で攻撃してきます。8/18から予約開始だって?そんな馬鹿な、しかもこれ欲しくなるやつじゃん。ヒドイ。

※発表されましたので、写真を載せます。可愛すぎる・・・。

パブミラーとかねー実機みるとやばいですよねー・・・・・・
もううちの壁のスペースないっての!

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そして今回の仕掛人はこの方!ムービックのIさんです。

ムービックとは、アニメイトグループの中でグッズ企画やイベントの企画運営までの領域をカバーする企業なんですね。

関係者の方々、口を揃えて「今回の秘蔵展はIさんがいなかったらできていない」と仰るほどで「わしゃがなTV」でも中村悠一さんに「(グッズ担当は)彼でいいんですけど、(スクエニも彼に)任せきりにしない」と情熱の方向性をアツく突っ込まれていたほどの方です。

少しIさんとお話ししましたが「まだまだ仕掛けていきたいです!」と尋常ならざる熱意で仰ってました。
会場の構成も、愛と、こだわりと、(良い意味で)変態性を感じる内容で、
これはもう是非、できれば西の方や北の方にも広がっていければと強く思いました。

会場でお見かけしたら【よくやった!】と辻ケアルすると良いでしょう。

この秘蔵展は設定資料が好きな人、イラスト、装備が好きな人、創作してる人などには
特攻で突き刺さります。実際に実装されたものとの比較だけでなく、ヴァナ・ディールの「if」が感じられるのではないでしょうか。

秘蔵展を何回も周回するどころか、秘蔵展を占有するための費用をムービックに
問い合わせたくなります
が、とにかく会場では落ち着いてください。
物販では好きなようにすればいいと思います。

前売り券の販売期間は終了しましたので、チケットを買い忘れた方で、やっぱり行ってみたい!という方、1回じゃ足りない!あと9回は周回しなきゃ!という方は会場で当日券を購入しましょう。秘蔵展は今日から9月4日(月)までの約2週間強開催しています。ローソンでの前売りチケット販売は(インターネット含む)は終了していますので、会場販売の当日券のみです。ご注意ください。

詳しくは「FFXI ヴァナ・ディールの秘蔵展」でご確認ください。僕のオススメは、まず1回行ってみてバトルフィールド内の敵勢力(見たいところ)を把握し、再び当日券を購入して、比較的、人が少なくなるであろう時間帯(平日日中や閉場間際の18時以降)を狙ってじっくり見ると良いかと思います。再入場は不可なので注意してください。僕のようなゆるプレーヤーですら、他の方と会話しながら2時間滞在して時間が足りない・・・と感じましたので、時間配分には要注意です!

灼熱の東京に苦しむ方で、車がある方はビル直結の「タイムズステーション・イトシア」を使ってみるのもいいかもしれません。平日最大料金1700円(休日2400円)で、207台と豊富です。また、秘蔵展での購入レシートが駐車場サービスに使用できることを確認済みですので、ショッパーが貰えるレベル(5,000円以上)購入であれば2時間無料です!

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そして8/18(金)開催日当日・・・・・・

有楽町は34度!雲一つありません!
今日から日曜までの3日間は、時間ごとに区切られて入場することになっていますので、大きな混乱は無さそうです。時刻は13時45分。14時からの回なので早速8Fに向かってみましょう!

エスカレーターで有楽町マルイの8Fに上がると、すぐ左に見えてくるのがFFXIスペース。
少し早く着いてしまった方は、エスカレータ周辺に待機スペースがあるので、そこで待つとよいでしょう。

このへんです。

チケットを持ってウロウロしていると、係員の方が案内してくれました。待機列の整理もスムーズです。

初日のチケットは完売!平日の金曜(まだ夏休みの方もいると思いますが)ですが、満員御礼です。

そして今日追加されていましたのは、昨日のプレオープンにいらっしゃっていた方のメッセージが記載されたメッセージボードです。
中央のフリーダムな田中さんのロゴ再現(??)に注目ですね!

展示会があるあるなのが、人の入れすぎ問題・・・・・展示物の前に人が固まりすぎ、狭すぎ・・・で結構不快で興覚め・・・ってことありますよね。

秘蔵展は初日の3日間は時間帯で区切ってくれておかげで、実際に観覧スペースにも余裕がありました。 少しじっくり見てもプレッシャーを感じにくいので大変助かりますね!滞在時間にも制限は設けてないそうです。

一人でじっくり見てもいいし、LSメンとワイワイしながら見ても楽しめます。実際にソロの方と複数で来た方の組は半々くらい?でした。男女比も半々くらいでしょうかね。

ただ、物販に移動すると戻れないのでご注意ください!
また、チケット未購入での物販への侵入もNGです。

グッズエリアでは皆さん悩んでいる様子・・・・・・
そりゃそうですね・・・!
カブトが乱獲されている!?在庫は大丈夫か・・・!?

イベント常連の方にお会いしたので伺ったところ、パブミラーコンプリート覇者がいた?ようで、総額が6桁に達している方がいたとか・・・!?

いくつか戦利品をゲットしたのち、さて今回のブラインドで個人的にピンときた「額付きマグネットコレクション」。
狙うは「イブノイル」か「シークレット・・・」



いざ!!

若き召喚士の憂鬱ゥウウウウうぅぅぅ!!!!

このあと8連ほどしましたが、イブノイルは出なかった・・・が、ジラート人の三人は出たので良いとするか・・・!?
悩ましい!!!

ギルのダメージはデカいが、これもまたイベントの楽しみの一つですね!(やや吐血しながら) まだ会期は2週間強ありますので、悩める方はリトライを検討してみては?

おっと忘れてた。「セルテウスとか出たらデカくて邪魔でウケるな。出たらトイレにでも飾るか」と、1個だけ買ってたのでした。

どれどれ・・・

デターーーーーーーー!!

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おまけ

※エンブリオ関連のイラストはスクウェア・エニックスデザイナーの高橋紗梨さんが担当されていました。

※歴代プロデューサー、ディレクターの方も来場されていました。もちろん、田中さんもいらっしゃっており記念撮影攻めにあっていました。ちなみに加藤英美里さんの最近のヴァナぶらでの田中さん?は、やはり本物でしたよ!

※FF11メインプログラマー(Program Director)の成田さん(※参考)にお会いすることができました。「サービス開始当日は伊勢さんの周りを取り囲んで(サーバに)入ってこないですよーと、和田社長も来て取り囲んでましたね(笑)しだいにトラブルの内容が変わってきて、別の人たちに順繰りに犯人捜しみたいになってましたね(笑)」と少し当時のことを教えて頂きました。

※加藤英美里さんの配信でも仰っていましたが、グラブルの福原哲也さんもいらっしゃっていました。ファイナルテツヤさんですよね!とお声がけしたところ、「実際に(ファイナルテツヤと)声出して呼ばれるのは初めてかもしれません(笑)」と仰っていました。

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終わり