2024年の2月なんて、来世紀の話なんじゃないかなーと思っているうちに、
関東には春一番が吹き、梅の花まで咲いてしまうという今日この頃。

FF11に約5年ぶりの朗読劇がやってきた!

朗読劇自体は、よみうりランドで行われた「ヴァナフェス2018」内のステージイベントの一部として行われた実績があるが、単独での開催は「今回が初」。

場所は「ところざわサクラタウン」。

首都圏のプロ(特に南方)なら距離的にウッとなるエリアなのは間違いないが、大阪のFF11秘蔵展は近所(家から約550km)だったことを考えると、ところざわサクラタウンは家の隣(家から100km以内)みたいなものなので、それほどでもない。

サクラタウンは関東で最強の鉄道(最長?)として名高い武蔵野線の東所沢にある。
詳しく知りたい方は「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」を見て頂くと、武蔵野線に対しておおよそ正しい?知識が得られるので見て頂きたい。

じゃあなんでサクラタウンなのかというと、今回もまたFF11へのアツい魂を有する(お馴染みの)方々の所属が「KADOKAWA」というところが大きい。

サクラタウンは数年前話題になったが、KADOKAWAの本社機能の半分を移した事業所かつ美術館などを含めた巨大な施設であり、ジャパンパビリオンという立派なホールも備える。

主催がKADOKAWA、サクラタウンのホールはKADOKAWAの持ち物ということで設備も新しく、損益的にも非常にアドバンテージがある(イベントの持続開催にはとても重要)という素晴らしい背景がある。

※品川などで開催しようものなら会場代だけで数百万レベルとかである。そんなことをしたらチケット代が1万を超えてしまうぞ炭次郎!!

というようなことを考えながら、車で関越道を北上していくと・・・

突然の「新座クイズ!!!」




こ、答えは・・・

なぜだ!!!!

このままでは、朗読劇でリリゼットが登場している間にも「ゾウキリンのなぜ」が気になってしまう可能性がある・・・
このモヤモヤはどこにブツけたら・・・と思っていたら有志の方が教えてくれた。

雑木林・・・ゾウキ・・・リン・・・・・

ゾウキリン!!!

ゾウキリンが貴方にも深く刻まれたところで、本題に戻りましょう。

さわやかな青空に恵まれたサクラタウン。
時間もないのでそろそろ会場に・・・



???:「やあ」

遠くからMPを回復しながらやってくる貴方は・・・!

腕と背骨を骨折しながらもヴァナフェス2010に強硬参加したKじゃないか・・・!!
僕の中でFF11三銃士を決めるなら、間違いなくその中の1人である。

ヴァナフェス2010 レポート参照

K:「秘蔵展に続いて、近所でイベントをやるってんで申し込んだわけよ」

生身のKに会うのは数年ぶりである。これがリアルイベントのいいところだ。
それにしてもKは何も持ってないが・・・

K:「だって近所だし(電車で30分)」

この男は鞄とか持ち物とか一切なく、バーミリオクロークのみで会場に参戦してきた。
何も足さない、何も引かない、そうかこれが朗読劇を楽しむ基本姿勢だったか・・・ッ!!

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Kと共に会場の中に入ると

大阪から輸出された「FF11秘蔵展」で展示されていた「1/1イージス」が展示。

展示Pも来場されており、昼も夜も見に来てます!とのガチ勢ぶりはここでも健在。

幸いにことにKはかなり前方、自分に至っては一番前の列の一番端である。これはツイている。 昼公演は既に多くの人で埋まっている。

ここからは詳細な内容については配信のアーカイブが販売中(2/24(土)23:59まで有効)のため、まだの方はこちらを是非ご覧頂きたいが、いくつか感想を。



朗読劇とは、ただ単に声優さんが淡々と台本を読んでいるわけではない。



実際にその場で(配信でもいい)聞くと、まるでアフレコ現場にお邪魔させて頂いたような非常に贅沢な体験が得られる。

百にも使い分けられるのではないかというようなキャラクターの表現、感情がこもった演技が、自分の好きな物語に乗せて語られるわけだ。
それぞれの頭の中で思い描いているイメージがリアルに動き出し、「実機でこんなシーンあったんじゃないか」と思うところまで至れば、もはや朗読劇の虜になっている。

「黒夜の胡蝶」が非常に胸を打つのは、もはや言うまでもなく(今からでもまた騎空士の元締めの方々になんとかコラボして頂きたい)
「小さな友人の小さな贈り物」も、ギャグだけでなく、実際にFF11の世界に自分が転生したらどんなに面白いだろうかと夢想させてくれる。
(細かいところでは、魔法の詠唱はやはりロマンです)



昼の部を終えてKと共に外に出てきたときには、まだネタバレもできないのでお互い

「尊いなぁ・・・・・・」


と言うだけのオートマトンと化していた。



ひとしきり余韻に浸ったのち、「隣でやっている永野護展に行くわ」とKは去った。バミクロでMPを回復しながら。

30分後には夜の部が開場。
見ているだけでこんなにエネルギー使うのに、演じる方は文字通り計り知れない。

加藤英美里さんはリリゼットはこの人しかいないと思わせる素晴らしい演技から、とてもキュートなミミルン、クールながらもミスラっぽさを残しているミリ将軍、しまいには自分自身(?)と変化球までなんでも対応。

浅川悠さんはナジャ社長をはじめ、1人でミスラ、ヒューム、エルヴァーン、タルタルとほぼ全種族を総なめし、シンクロ率900%のケットシーを顕現させるという幅広さ。浅川さんがいれば守備範囲は相当に広くなるだろう。

佐々木望さんアブクーバからまさかの白いケモノまで、レジェンドがこんなに豪華な役を・・・と驚きが。

白熊寛嗣さんはその渋い声は間違いなくガルカであり、どのセリフも聞き惚れてしまう。(ついでに直近ではFF16のシド役だったので、直に拝見できてとてもよかった)

夜の部はうちの子ミスラも入場。
子ミスラがクリアしたのは闇の王までのため、メインシナリオが全てわかるわけではないのだが、生の演技に感銘を受けたようで2時間半の長丁場ながら興味深く聞いていた。

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昼夜合わせてお久しぶりな方々ともお会いでき、夏の秘蔵展以来、約半年ぶり、
またはよみうりランド以来5年ぶりとなるようなプチ同窓会状態。
これがリアルイベント現地参戦のいいところである。(2回目)

夜の部が終演し待ち合わせをしていると時間は20時過ぎ。
流石に腹が減った・・・・・・

サクラタウンの飯屋は全て時間的に戦闘不能なため、一番近いバーミヤンに行くと21時近いのにほぼ満席。参加者も関係者もかなりの数が集まっており、その賑わいは、もはやバーミヤンではなく「蒸気の羊亭」であった。

制作側の並々ならぬ苦労を伺い、そして将来の展望(文字通り白き未来)などに想いを馳せているうちに、時間はもはや21時どころか22時!!

誰もいなくなったサクラタウンを抜け、車に戻ってさあ帰るかと思った瞬間

見てはいけないものを見てしまった・・・!!!!

















現在22時15分。




もしや今日はもう車出せないの・・・!??




ここへきて、所沢の駐車場におけるアトモスが閉まり、我々の前に「黒き未来」(近くの武蔵野樹林パークで野宿)が横たわっているようだった。







だが、「アカツキのシンぺーさん」はおれたちを見捨てなかった・・・!!!













「(たぶん係の人が気を効かせてくれて)ちょっと開けてくれている・・・!!!」

(本当に・・・本当にすみませんでした・・・お手数おかけしました・・・!閉めときました!)













所沢のアカツキのシンぺーさんのお陰で、アトモスはまだ若干開いており、「白き未来」(家で温かい風呂入って寝る)にたどり着くことができるようだった。

さまざまなものへの感謝と共に、未来での再開を願って、我々冒険者たちはところざわサクラタウンを後にしたのであった。













※到着予定時刻

この時間から風呂沸かすと1時回るから、ちょっと寒いけどシャワーにしよう・・・・・・
(オフホワイトな未来)

終わり