どうやら今年は家の近所(約500km)の大阪 夢洲で万博が開催されるという。
あの夏・・・永遠のように遠い夏の日から20年・・・・・・

あ、こっちじゃねぇや。

※20年前の「愛・地球博」に行ったときのもの。なんだか・・・時代を感じさせる・・・

GW真っ只中という地獄の予感に震えつつも、まずは当たって砕けるか・・・!!!

GWの大阪ベイエリアは、おれの怒りが有頂天(宿泊料金的な意味で)になることが見えていたので、「万博には船でいける」という神のお触れを信じ、神戸港近くに宿を取ったのである。
フフフ、案の定ちょっと安い。これは大勝利・・・
かに見えた・・・!!

(少なくとも神戸は)貸切のみ・・・!?

古代からいるナイトにとっては船を3300年くらい占有することなど造作もないのだが、
どうやら少なくとも22万ギル程度かかるらしい。あと我々は3人なので、席が112席ほど余る。
・・・こいつは今後、裏万博LSを組織する日のために取っておいてやろう。
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そんな感じで、上方の罠にはまったものの、神戸三宮から1時間かけて西ゲート最寄り駅の桜島駅に向かう。
一駅前のUSJ駅で大量に人が降りてったので、これはワンチャン余裕か・・・?!
08:00頃 万博西ゲート最寄り駅 桜島到着(開場1時間前)

桜島駅から万博直通バスに乗るのだが、バス予約組と、無予約組に列が分けられるので、あさイチ突撃なら事前に予約しておくに越したことはない。あさイチでなければ普通に乗れるらしい。

バスの始発が8時10分からとはいえ、開幕ディア勢が既に大挙している・・・!!
オーケイ落ち着くんだ俺にはバニシュがあるじゃないか(遅い)。バスは次から次へと来ているわけだし。
25分ほど待ち、15分ほどかけて西ゲートへ。

08:50頃 万博西ゲート前スタンバイ(開場10分前)

なんとか開場の9時前にたどり着いた。想定よりやや時間かかったか・・・!
気温20度程度なので暑くはないが、ベイビーの「もうやだ!!もうかえるぅぅうう!」と悲痛な子供の泣き声テンプレのような声が聞こえる。
ohベイビー・・・まだ開場してもいないんだぜ・・・。

20年前はミューチップ(もうそんな言い方はしないのか・・・?RFIDタグ?)が入ったチケットと、紙の予約整理券でしたが、

今回は航空券などと同じくQRコードで予約システムと繋がっているので、だいぶ変わりました。
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09:20頃 万博西ゲート通過
やや出遅れながらも、なんとか通過!
娘が月の石を見たいといっていたので、西ゲートからUSAパビリオンへ向かう。

HNMミャク様を尻目に急ぐ。

そう遠くないように見えるが、パビリオンを取り囲む「大屋根リング」は直径が675mあるので、 この赤いルートは必然的に1km近くある。めちゃくちゃ健康的な朝である。
09:30頃 USAパビリオン前に到着
heheheさすがに開幕30分で到着したら、多少並ぶにしても余裕やろと思ったら・・・

※はるか彼方に見える入口(見えない)
入場規制で並べない・・・!だと・・・!?
そう、この日は開場日以来2番目となる入場者数(115,000人)だったため、あさイチ乗り込め勢は相当数いたのである。
渾身のバニシュがフルレジストで一瞬、戦闘不能になりかけるも、ここは万博バトルフィールド。 高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応するのが、宇宙艦隊司令長官のあるべき姿。
行き当たりばったりで側にあった「ヨルダンパビリオン」に並ぶ。
10:00頃 ヨルダンパビリオン入場(予約なし)
こちらは30分しない程度で入場。助かる・・・!

ヨルダンはインディジョーンズでよく知られているペトラ遺跡がある中東の国。

コーヒーの淹れ方を実演してくれる。実際には砂は熱してあり、この中にポットを入れて煮だしているそうな。

奥のブースは現地から運んできたという砂漠の赤い砂が敷き詰められている。ひんやりとした感触を素足に受ける。
砂漠の砂は思ったよりも非常に細かい粒子で、海辺の砂とは全く違うんだなァ。
サラサラすぎて、ほとんど足に引っ付かないとは・・・

砂の上に座ってヨルダンの説明を聞いていると、別世界のように感じる。

カルダモンコーヒーとほんのり甘いデーツ、ミャク様カラーのラクダをお土産に。
行き当たりばったりの割には満足度はかなり高かった。ヨルダンのお陰でかなり気力を取り戻すことができた・・・!ありがとうヨルダン・・・!!
10:30頃 再びUSAパビリオン(自由入場)
シュッシュオンラインには慣れているので、再び突入すると待機列に並ぶことが可能に!
ただし「2時間待ち」面白くなってきやがったぜ・・・!!
11:30頃 1時間並んでロゴが見えだす

1時間待ってやっとUSAパビリオンのロゴがロードされた・・・!ISDN並みだな・・・!! この後、予定どおりさらに1時間並ぶ。複数人であれば、列を抜けてトイレなどに行くことも可能なので、それは助かる。
12:30頃 USAパビリオン入場

※スペースシャトルの後継となるSLS
USAパビリオンは宇宙関連がメインなので、120分を費やす覚悟があるかどうかはそこに
興味があるかどうかにかかっていると言っていい。

最後の部屋は圧巻!

だが、月の石が観られる時間は5秒ほどなので覚悟が必要・・・!

休む間もなく次のパビリオンへ。
13:10頃 TECH WORLD(事前予約)

続いて名前は諸事情あって「TECH WORLD」。中身はバリバリ「台湾パビリオン」。
半導体とディスプレイの力を全力で出している・・・!さすが半導体大国・・・!

透過ディスプレイも見事なものです。背面が完全に透けている・・・ガラスに挟んだ押し花ではない。


なんだか可愛らしいサンドイッチとルーローハンなどをテイクアウトで補給し、さらに次のパビリオンへ!
15:00頃 トルクメニスタンパビリオンに行こうとするも?

何かと話題のトルクメニスタンパビリオン前は並ばず入れる状況じゃない!? これはいけない、後回し後回し。(このくらいの列であれば概ね20分待ちであることが後で分かった)
15:15頃 いのちめぐる冒険「ANIMA!」(事前予約)


一部を除いて予約限定で入れるシグネチャーパビリオンの一角。マクロスシリーズの河森監督が手がけるパビリオンで 短めであるが、館内が鮮やかな光に包まれ迫力あるインスタレーション。音楽は菅野よう子さん。

ポーランドのステキな民族衣装を観つつ・・・

オーストラリアパビリオンのワニ肉のドックを食しつつ・・・(鶏肉っぽいな)

エスカレーターで大屋根リングの上へ

下を見ると「本物」を揃えてきて話題のイタリアパビリオンの長い列が・・・今後さらに展示内容がアップデートされるらしい。 (どこが終わりか見えないが、この時点でも120分待ちだったようで)

しばらく歩くと海側のエリアへ。マップで見るとフーンという感じだが、実際に見ると圧倒的なスケールである。開放感がすさまじい。
17:30頃 三菱未来館(事前予約)

シアター形式で予約も比較的取りやすい三菱館。三菱重工がH3ロケットを手がけることもあり、近未来の宇宙ロマンを感じさせる内容でした。個人的には結構好き。

公式キャラクターも可愛い。(CV:花江夏樹さん、早見沙織さん)

夕暮れになると中東のパビリオンから弦楽器(リュートのようなもの?)の生演奏が聞こえてきて、良い雰囲気。
19:00頃 アオと夜の虹のパレード(当日予約:予約観覧席)

予約席のためほぼ正面という好位置で、座ることもできるのでショーに集中しやすい。
背面のリングの方を見ると・・・

かなりの人が待機している・・・!!予約席が1,000人、その後ろの立ち見が1,500人なので、リングの方も かなり側面の方まで人が待機していたので総勢5,000人くらいはいたんじゃなかろうか。

中央がウォータースクリーンになっているため、観る角度がキツいと画面はやや見えづらいと思うが、周辺の演出も凄いので迫力は十分。

まあ噴水を使ったショーなんやろ!と思ってましたが正直舐めてました・・・・・・

写真では伝わらないが、噴水とレーザーにこんな凄い使い方が・・・!と感心しきりでした。
20:15頃 トルクメニスタン(自由入場)

そしてこの手薄になった時間帯でついにトルクメニスタンへ突入!

入口から国家元首がお出迎え・・・!

トルクメン五千年の歴史とかバーーーーン!!と出されると、お、おう、なんかスゲェな・・・となる。

噂の国犬、アラバイ・・・!!
トルクメニスタンではアラバイのために祝日が制定されるほど、アラバイが推されているらしい。

あまりにもアラバイを神格化するがあまり、この見事なクソデカ絨毯を

2年もかけて作ってしまうのである・・・・・・。
隣の大きい壺と比較してもいかにデカいかがわかるであろう。

展示物もまさに乙嫁語りに出てくるような衣装から

自国で作ってるらしき、激シブアイテム、UPS(無停止電源装置)が無造作に置かれていたりと、守備範囲が意外に広い・・・

カフェは時間が遅かったのでクローズでしたが、ステキな雰囲気。

お土産はまだ売ってたので、チョコレートでも買ってみようかな。

※2,700円
な、なんだ・・・と・・・

チョコ1つで2,700円・・・いったい何なんだこの謎のチョコは・・・・・・
全体的に高いのかと思いきや、横のキーホルダーとかは普通に1,500円だし、
これが中東の黒いダイヤモンドなのか・・・?!
ぬんじゃ先生が係の人に「こ、これは自国で普通に食べているチョコなんですか?(2,700円的な意味で)」 と聞いてみたが、やはりストレートに聞きづらいところはあまり通じなかったようで「はい、そうです!」とのこと。 謎は深まる・・・・・・

外に出るとこれまた人気パビリオンのnull2が怪しくうごめく・・・。生きてるみたい・・・。残念ながら予約はなし。
20:55頃 会場の広範囲

万博の最後を締めくくるのがドローンショー。広範囲で見えるので場所取りは必要なし。この日は幸いにして気候が安定していたので予定通り行われた。
ドローンショーは始めて見たのだが、こんなに緻密に動作させられるのか・・・と正直驚きました。驚いてばっかだな。

終わった後出口も表示してくれるナイスガイ。
21:21頃 東ゲート付近

万博は22時までだが、21時には全てのパビリオンや店舗の営業が完全終了するので、大半の人はここで皆退場。
もの凄い人数が東ゲートに殺到して、列が全く動かないんではないか・・・電車に永遠に乗れないんではないか・・・?と
思ったものの、電車は1時間に最大24本来るらしく、流れは意外に良かった。
全体的に、国レベルで文化祭をやっているという形なので、
旅行、テクノロジー、美術館、博物館、文化祭、食べ物フェス、建物マニアのどれかに刺さる人であれば間違いなく楽しめると思う。
そのどれにも興味がなく、キャラ物の遊園地感覚でくると辛いかも。(なので、USJに行きたいーと泣き入れてた子供は目にした)
家の隣にあれば年パスは間違いなく買ってましたね。
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■まとめ
0705 JR三ノ宮駅発
0800 桜島駅着
0825 バス乗車(8時台バス事前予約)
0840 西ゲート到着
0920 西ゲート通過(9時台入場予約)
0930 USAパビリオン入場制限で断念
0940 ヨルダンパビリオン並ぶ
1000-1030 ヨルダンパビリオン入場(自由入場)
1030-1230 USAパビリオン並ぶ
1230-1300 USAパビリオン入場(自由入場)
1310-1400 TECH WORLD入場+テイクアウト(事前予約)
1400-1515 移動+さすがに疲れたので昼休憩
1515-1530 いのちめぐる冒険「anima!」(事前予約)
1530-1715 移動+休憩+テイクアウト+コモンズD館立ち寄り
1715-1800 三菱未来館入場(事前予約)
1800-1900 移動+テイクアウト
1900-2000 アオと夜の虹のパレード入場(当日予約:予約観覧席)
2000-2015 トルクメニスタンパビリオン並ぶ
2015-2045 トルクメニスタンパビリオン入場(自由入場)
2055-2100 ドローンショー観覧
2100 退場開始(東ゲート)
2152 夢洲駅から電車に乗車(万博を離脱)
歩数:約25,000歩
海外パビリオン、企業、ショーとバランス型な構成で詰め込んだ感じなので、
時間的な負担が大きい人気館の自由入場(120分待ちとか)などを削ればより多く回れそうな感じ。
レストランに入るとかもよさそう。
事前予約を入れるとスムーズに入れるが、予約制度がないパビリオンも多く、逆に予約時間に縛られるデメリットがある。
コモンズ館(多国集結パビリオン)も物産展のような感じで、これはこれで面白いです。

※2005年の万博
それにしても20年前の万博は燃料電池とか、2005インチディスプレイとかが話題になってましたが もはや当たり前になったんですね・・・(遠い目)

帰る前に京都に寄ったら、これまたエラいことになってた。

清水の舞台の高さが13メートルで、大屋根リングの高さが12-20メートルらしいので同じような感覚。 大阪から1時間強で行けるので、寄ってみるのもいいかもしれない。

(おわり)